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飯山市東西南北を結ぶ市民の足「路線バス」。
飯山駅からは、スクールバスを除く3路線「野沢線」「小境線」「温井線」が走っています。今回はその「温井線」のなかでも、週に2本(火・金)しか走らないという幻(?)の「柄山行き」路線バスに乗って、ぶらりと途中下車しながら素敵な出会いを求めて巡る、ぶっつけ本番のバスの旅。案内人は、信州いいやま観光局の木村宏室長です。

飯山駅 ふりだし
飯山駅 飯山駅
飯山駅前、昔ながらの懐かしい雰囲気が漂うバス停留所からスタート。

飯山駅隣には観光案内処
(TEL 0269-62-2829/9:00~17:00)があるので、旅の情報も仕入れられます。
仲町 早速1回やすみ
なかまち食堂 キムラヤベーカリーと
なかまち食堂

飯山駅より5つ目のバス停『仲町』で早速下車。どうやら木村室長、同姓の「キムラヤ」ベーカリー(TEL:0269-62-2469)に惹かれたようです。旅のおともに牛乳パンとカステラパンを購入。バス停の近くには、別ページ「食いしん坊が行く 飯山食い倒れの1日」でもご紹介している「なかまち食堂」があります。
高橋まゆみ人形館
高橋まゆみ人形館 高橋まゆみ人形館
2010年にオープンした「高橋まゆみ人形館」(TEL:0269-67-0139/9:00~17:00)は、連日訪問客で大にぎわいの人気観光スポット。
飯山の風景や人々の雰囲気にも似ている、懐かしくほのぼのするような人形たちが並んでいます。ここで室長、飯山のグルメやイベント情報が載っている「お節介マップ」を発見。
飯山城址公園と葵神社
飯山城址公園と葵神社 飯山城址公園と葵神社
バス停から人形館とは反対方向の坂道を上ると、上杉謙信が川中島合戦の拠点として築城した飯山城址が。現在、本丸跡には葵神社が鎮座し、二の丸跡は公園として整備されています。小高い丘からは千曲川の眺めが。
バスに乗ってふたつすすむ
ほうき売りのおばあさん ほうき売りのおばあさんに遭遇
手作りのほうきを売って歩く、飯山では有名なおばあさんと会いました。おばあさん、どうやらかつて、高橋まゆみさんの人形のモデルにもなったこともあるのだとか。他の乗客の方々ともすぐに仲良くなる木村室長。
平 おもしろい駅舎で1回やすみ
JR信濃平駅 JR信濃平駅
『信濃平』バス停より南へ5分ほど歩いたところにあるJR飯山線信濃平駅。かつて貨物列車の最後尾に連結されていた車掌車が待合所になっている、おもしろい駅舎です。無人駅なので、発券機で乗車証明チケットを発券して、下車駅で運賃を払います。ホームから見渡す、飯山ならではの景色が美しい。
常盤農協
ときわや ときわや
『常盤農協』のバス停からすぐのラーメン屋「ときわや」は、木村室長おすすめのお店。看板メニューの「幻のラーメン」が気になりますが(昭和初期くらいから出している昔ながらの中華そばだそう)、残念ながらまだ開店前だったため、一休みだけさせてもらいました。(TEL:0269-62-3802/11:00~14:30、17:00~20:30)
長峰神社 参拝のご利益で、もう一回サイコロをふる
長峰神社と光明寺 長峰神社と光明寺
常盤戸狩地区の村の鎮守の神様が祀られている「長峰神社」。9月には大きな秋祭りもあるそう。急な階段を上りきった祠の紙垂に、セミの抜け殻があるのが、なんだか和やか。神社のお隣の浄土宗光明寺は観光寺ではないけれど、苔むした石畳や立派な木造建物が歴史を感じさせます。
戸狩野沢温泉駅
山一屋 山一屋
駅前の精肉店「山一屋」に貼られた「にせ熊」のポスターが気になり店内へ。どうやら古くから胃腸薬として珍重されている「熊の胆(くまのい)」に似せたものだそうで、豚や牛の胆のうから胆汁だけを抽出して煮詰めたオリジナル商品。ちなみに「にせ熊」とは飯山地方特有の呼称なんだそう。とお話を聞きつつ、コロッケなどのお惣菜をいただいてしまいました!(TEL:0269-65-2010/8:30~19:00)
今井 酔っぱらってひとねむり
角口酒造店 角口酒造店
明治2年創業の蔵元。なべくら山の清水と長野県産好適米「金紋錦」「美山錦」「しらかば錦」「ひとごこち」をふんだんに使った地酒「北光正宗」を、若手杜氏の技術と、蔵人たちが長年培った経験と情熱とで造り上げています。(TEL:0269-65-2006)
太田農協 おなかがすいたので1回やすみ
喜楽 みつわやと喜楽
腹が空いたので『太田農協』バス停で下車して、レストラン「みつわや」(TEL:0269-65-2027/10:00~20:00)へ。時間がないため、素早くできるメニューのカレーと、おすすめのシーフードラーメンをいただいて、次なるバス停へ。ちなみに、木村室長曰く、夜はご近所のホルモン焼き屋「喜楽」がおすすめなのだとか。
瀬木
ペンティクトン あじさい寺・高源院とペンティクトン
戸狩温泉スキー場の程近くある高源院は、「あじさい寺」の 愛称で親しまれている曹洞宗のお寺。7月上旬~下旬は、約1万本の青や紫のアジサイ で埋め尽くされて見ごたえがあります。近くには、スパイスが効いた「焼きカレー」がおすすめのおしゃれカフェ「ペンティクトン」も。(TEL:0269-65-4611/11:30~14:30、17:30~22:00)
横になって、バスへ戻る
地蔵堂の天井絵 延命地蔵と地蔵堂の天井絵
瀬木バス停から徒歩5分ほどの場所にあるのは、室町時代の創建と伝えられ、子育て地蔵として親しまれている「延命地蔵」。隣に建つ地蔵堂では、日曜画連盟の会員約50名による力作の天井絵を眺めることができます。枕が用意されているのが嬉しい。
蕨野 民宿街をふたつすすむ
民宿街 民宿街
ちょうど夏休みシーズンだったため、民宿街には合宿中の学生の姿を多く見かけます。戸狩地区には、道場や体育館を併設している民宿が多く、県外から多くの学生が合宿のために訪れています。
瀬木バス停
四季の風景 瀬木バス停
冬はスキー客で賑わうため、バスの待合室が他のバス停より大きい瀬木のバス停。この周辺からは、のどかに広がる飯山盆地の田園風景や飯山市街、遠くは木島平スキー場など、四季の風景をゆっくり見渡すことができます。
二ツ宮
望の湯 山田神社と望の湯
飯山市の天然記念物指定の立派な大杉を誇る山田神社。近くには、田園地帯や千曲川、「高井富士」の名称で知られる「高社山」の姿を望む露天風呂が自慢の「望の湯」も。(TEL:0269-65-2629/16:00~21:00)
温井
バス内 直売所「自由気ままな仲間市」
バスに同乗していたおばあさんたちが一気に下車した温井地区。5~10月の土・日・祝祭日のみ営業(8:30~16:00)の地元野菜の直売所では、採れたて野菜や手作りの特産品を販売しています。特におすすめは夏のスイカ(全国的に有名なブランドスイカにも負けない甘さだとか)や秋の新米で、他にもアスパラやトウモロコシも甘くておいしいのだそう。
羽広山 途中下車でまた1回やすみ
なべくら大橋 なべくら大橋
乗客が我々のみになったので、運転手さんが特別になべくら大橋の上で停車、橋の上でおろしてくれました! が、足がすくむような高さに、下方は見られず…。この橋がかけられるまで、隣同士だった温井集落と羽広山集落は、谷を隔てた地形ゆえにあまり交流がなかったとか。
柄山 あがり
バス停 大ケヤキのご神木
終点の柄山集落には、飯山市の天然記念物に指定されている大ケヤキのご神木とお宮があり、集落のお祝い事になると住民が集まってさまざまな行事をしているのだそう。柄山バス停の向こうには鍋倉山を望みます。飯山駅からは770円、約50分の道のり(途中下車なしの場合)。温かい人柄にあふれた地区住民の皆さんの交通を支えているのが、この週に2回の路線バスなのだと実感した「バスの旅」でした。

森の家 森の家
静かな森に囲まれた「なべくら高原・森の家」は、コテージの宿泊や里山のブナの森を歩くトレッキングコース、大自然を活用した体験プログラムなどが多数用意された田舎リゾート。夏休みともあって家族連れでにぎわっています。ちょっと足を伸ばせば蓮田やブナ林に辿り着けます。(TEL:0269-69-2888)

※記載の営業時間は夏期(グリーンシーズン)の記述となります。
 冬期(ウィンターシーズン)は営業時間が変更になる場合がございますので、あらかじめ各施設にお問い合わせください。

温井線沿線の皆さん、ありがとうございました
  • 観光案内処のスタッフ 観光案内処の村松さん
    飯山駅に隣接の観光案内処。
    地図などはこちらで入手可。
  • キムラヤ社長 キムラヤ社長
    朝のお忙しい時間帯でしたが、
    対応してくださいました。
  • 自然食レストラン 心幸食(しんこきゅう)の
    看板親子

    飯山城址そばにある、地元食材を使った料理が自慢の自然食レストラン。
  • 街路樹の整備のおじさん 街路樹の整備の齋藤さん
    仲町バス停近くの街路樹を整備していらっしゃいました。
  • 京香屋のご主人 京香屋のご主人
    高橋まゆみ人形館向かいにある和菓子屋「京香屋」のご主人。
  • 温井線バスの運転手さん 温井線バスの運転手さん
    この日は、飯山駅~柄山の3往復を運転されたそうです。
  • ほうき売りのおばあさん ほうき売りのおばあさん
    温井線沿線の「小沼」に住んでいる、手作りほうき売りの有名人。
  • 道の駅花の駅千曲川スタッフ 道の駅花の駅千曲川スタッフ
    「平」バス停より1kmほど離れたフラワーロード沿いの道の駅。
  • ときわやの奥様 ときわやの奥様
    名物「幻のラーメン」を提供する食事処・ときわやの奥様。
  • 飯山観光局・石田局長 信州いいやま観光局・
    石田局長

    偶然、長峰神社で観光局長に遭遇。ここの光明寺の社務所は、かつて局長の保育園だったそう。
  • 角口酒造店の若杜氏・村松裕也さん 角口酒造店の若杜氏・
    村松裕也さん

    20代で杜氏になった、北光正宗を支える若杜氏。
  • 山一屋の奥様 山一屋の奥様
    戸狩だけでなく、飯山市街からも買いに来るお客様がいる人気精肉店。馬刺や惣菜も取り扱う。
  • ペンティクトンのご夫妻 ペンティクトンのご夫妻
    焼きカレーが名物のおしゃれカフェ「ペンティクトン」のご夫妻。
  • 温井直売所「自由気ままな仲間市」の村山さん 温井直売所「自由気ままな
    仲間市」の村山さん

    直売所を案内してくれた、明るい人柄の村山さん。お茶をいただいてのんびりしてしまいました。
  • なべくら高原・森の家スタッフ なべくら高原・森の家スタッフ
    さまざまな自然体験ツアーができる「なべくら高原・森の家」のスタッフ。こちらも観光局が運営する施設です。

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