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キャロリンと行く北信州温泉三昧の旅
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飯山市の国際交流員として飯山市役所に勤務するキャロリン・ポスナーさん。母国・アメリカのボストン大学と京都の同志社大学で日本語を勉強し、2011年の夏に飯山市にやってきました。今回は日本の運転免許も持つキャロリンと一緒に、北信濃の温泉をドライブで巡ります。
ENJOYING A SCENIC SOAK IN THE HOT SPRING~風光明媚な温泉を満喫~
切明温泉から、冬季閉鎖の奥志賀林道を抜けて、志賀高原、カヤの平経由で、木島平村へ。林道はこの数日後に閉鎖されるとあって、晩期の装いを見せる紅葉も。快適なドライブルートが続きます。途中、猿やタヌキといった野生動物が顔を見せる場面も。
志賀高原と野沢温泉を結ぶ奥志賀林道。完全舗装路で、ゆうに60kmを越える長い林道は、かつては奥志賀スーパー林道とも言われ有料でした。カヤノ平を除いては、トイレや自動販売機類は一切ないので、自然の美しさを楽しみながらのんびり走るには最高の道です。
さて、木島平村の馬曲温泉に到着。ここは日本経済新聞が選定した「雪景色の素晴らしい温泉・東日本の部」で第1位にランクされたほどのロケーションを誇る温泉で、清流・馬曲川を眼下に雄大な自然に囲まれた露天風呂からは、晴れた日には高井富士と呼ばれる高杜山を眼前に、遠く北アルプスまで望むことができます。誰とでもすぐに仲良くなれるキャロリン。ここでも温泉に浸かる観光客の人々と話が弾みます。遠くは関西から来ているお客さんもいました。
鄙びた雰囲気と最高の景色を堪能した後は、趣きのある木造施設へ。食堂が併設され、売店では地元の特産品や採れたて野菜、お土産品などが販売されています。お土産を選んで、本日の温泉ドライブは終了。どれも個性的な全4温泉の旅。キャロリン、お疲れさまでした!
以前は棚田だったところを温泉公園として整備した馬曲温泉は、周囲を山々に囲まれており、景観が素晴らしい。四季を通じてさまざまな景観を見せてくれ、何度も足を運びたくなる温泉です。間近に見えるは木島平村のシンボル・高社山。8~21時、大人500円、子ども200円、毎週水曜定休(祝日・お盆・年末年始は営業します。)、TEL:0269-82-4028
趣きのある木造施設の売店では、温泉まんじゅうのほか、木島平村内山地区の女性たちが試行錯誤を繰り返して完成した木島平産の味噌に、バナナ南蛮を調合したビン詰調味料「ほっ辛味噌」(大ビン350円、小ビン・激辛250円)が人気。併設の食堂では、北信濃のみで使われるそばのつなぎ「雄山火口(おやまぼくち)」を使った手打ちそばを食べることができます。
旅を終えて
日本に来てから温泉が好きになったというキャロリン。アメリカには温泉のような公共浴場はないそうで、「最初は人前で服を脱ぐのに抵抗があり、みんなが私のことを見ているのではないかと思って全然慣れなかった」そうですが、今ではすっかり温泉の魅力にハマり、北信濃の温泉にも何度も出かけているのだとか。今回、4つの趣が異なる温泉を巡り、さらに温泉の深みを知ったようです。
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