食べる

25年続くそば屋。毎年通う常連さんもいるのだという。

囲炉裏で食べるおそばもまたおつなものだ。

飯山駅から徒歩５分。『そば処 源』の文字が際立っている。

25年前にオープンした、飯山駅の目の前にあるそば処『源』。息子さんと奥さんと3人で営んでいる。
店内の小上がりには石臼があり、ずっと回り続けてそばを挽いている。一日中挽き続けてできたそば粉は、翌日にそばになってお店で振る舞われる。そばは全品この石臼で挽いた十割そばだ。水だけで打つそばだからこそ水にもこだわり、木島平村の内山の名水を使用している。
「商売っ気がないんだよね」と笑うご主人。ご夫婦で来たお客さまに『田舎料理とざるそば』と『ざるそば』の注文を進めてしまうのだとか。「二人ともセットをたのんでもらった方が売上は上がるけれど、ご夫婦でひとつのお皿を突っつきながら食べれば会話も進む。そのほうがうれしいんだよね」。優しいご主人の人柄に、お客さまもひきつけられてくるのかもしれない。
そば焼酎のそば湯割り（400円）という、そば好きにはたまらないそば屋ならではのお酒の楽しみ方もおすすめだ。