Tourism Shinshu-IIYAMA いいやま観光局
飯山市を訪れると、本格的なサイクリストとよく出会います。そう、飯山は知る人ぞ知る「自転車天国」。フラットで乗りやすいロードバイク向けの公道や、ヒルクライマーに挑戦的な峠道など、バリエーション豊富な道がいくつもあり、また四季がはっきりしているため、季節ごとにさまざまな風景を楽しむことができるのです。
そんな飯山市を「これまで巡ってきた世界各地の中でも自転車乗りに最適な環境のひとつ」と話すのは、かつてサイクリストとして世界を渡り歩き、現在は地元の飯山市を拠点にサイクルレースの開催やプロ選手の育成など、サイクルスポーツの発展に尽力するTRKWorksの小林輝紀さん。
千曲川沿いの道路幅の広い舗装道は自転車大国であるデンマークの整備された道を彷彿とさせ、山道はイタリアを思わせるのだとか。
また、市内にはJR飯山線が走っており、駅も多いため、自転車を列車に乗せて移動する「輪行」ができるのも魅力だと言います。このような複合的な良さを兼ね備えたエリアは、ありそうでなかなかないのだと話す小林さん。そんな小林さんに、飯山サイクルロードのなかでも、特におすすめポイントを教えてもらいました。
春の満開の菜の花をはじめ、市民により季節ごとにさまざまな花が植えられるフラワーロード。花を愛でつつ、信号が少ないストレスフリーな国道を走るのは快適
飯山市内では最も急勾配のひとつ。傾斜20%の道は、ヒルクライムに刺激を求めるサイクリストには恰好の練習場所。ちなみに、小林さんがオーガナイザーを務め、毎年4月に開催している「菜の花飯山サイクルロードレース」のヒルクライムコースの平均斜度は8%だそう
鷹が落ちながら飛び立つほど急勾配なことから名付けられたとされる「鷹落山」は、信濃平一帯の美しい農村風景を一望できる場所。そんな田園風景の中をロードバイクで爽快に駆け抜ける
旧国道は、沿線に民家がなく交通量も少ないため、安心してサイクリングが楽しめるルート。千曲川とJR飯山線を並行して走るのが楽しい
5つの橋を越えて、なべくら高原へと伸びる「みゆき野ライン」は、晴れて空気の澄んだ日には越後三山まで見渡すことのできる気持ちのいい直線路