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田植え煮物に挑戦!

〈材料 4人分〉
材料 分量
ジャガイモ 400g
ニンジン 100g
身欠きニシン(乾) 2本
塩漬けワラビ 400g
凍み大根 2本
昆布(10cm角) 1枚
水(今回はだし汁を使用) 5カップ
しょうゆ 大さじ4
ひとつまみ
砂糖 大さじ4
だし 少々
大さじ2

凍み大根凍み大根は前日から水に浸けておきます

ワラビワラビは前日から塩出しをしておきます

ニシンニシンは米のとぎ汁に一晩浸けます

昆布とじゃがいもと人参は下準備は特に必要ありません

〈作り方〉

1

ジャガイモ・ニンジンを乱切りにします。 ジャガイモは皮をむき、ニンジンとともに2cm大の乱切りにします。

POINT
乱切りにした材料は鍋に入れていきます。あまり小さく切ると煮崩れてしまうので、やや大きめに切ったほうが良いでしょう。
2

身欠きニシン、ワラビ、昆布を切ります。 身欠きニシンは2cm大に。ワラビは5cm大にカットし、昆布は一口大に切ります。

3

凍み大根を切ります。 凍み大根も一口大にカットし、さっと茹でます。

飯山では昔から1~2月の厳しい寒さを利用して各家庭で自家製の凍み大根を作り、保存食として利用してきました。軒先に吊るされた凍み大根は冬の飯山の風物詩でもありましたが、最近では見かけることが少なくなっています。

4

ワラビ以外の材料を煮込みます。 ワラビ以外の材料を鍋に入れ、水5カップを加えて強火で煮込みます。

POINT
ワラビ以外の材料を鍋に入れ、水5カップを加えて強火で煮込みます。
5

調味料を加えてさらに煮込みます。 ある程度煮込んだら、砂糖、塩、酒、しょうゆを加え、沸騰したら中火にして柔らかくなるまで煮込みます(4のステップの際、通常の水で煮込んだ場合はだしも加えます)。

6

ワラビを加えて、ひと煮立ちさせます。 最後にワラビを入れてひと煮立ち。ワラビは塩抜きをしてありますが、多少の塩気が残っているので調味料のような意味合いも。最後に味を調えて火を止めます。

POINT
ワラビは煮すぎると溶けてしまうので、最後に入れるのがポイント。沸騰直前で火を止めます。

完成!

完成!
器に盛り付けます。田植えは短期間に多くの労力を必要とし、何日も大勢の食事の用意をしなければならないので、身欠きにしんと郷土の産物をたっぷりと使い、栄養面に優れていて何回も煮直しができた田植え煮物は重宝されました。

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