地元スタッフが紹介するディープな楽しみ方 週末イイヤマ

いいやま全域

春のいいやま 菜の花づくしの旅

■菜の花のおすすめスポット

1.菜の花公園

見わたす限りいちめんが菜の花の鮮やかな黄色で覆われる菜の花公園は、いいやま菜の花まつりのメイン会場として会期中はさまざまなイベントが行われます。千曲川東岸の小高い丘の中腹に位置しているので、眼下に千曲川、その先に関田山脈を眺望できる絶景スポットとしても人気があります。誰もが懐かしいと感じてしまう情緒豊かな景色が残る福島地区や阿弥陀堂にも近く、戸狩温泉、野沢温泉、馬曲温泉などの湯処へも車で15分程度でアクセスできます。

2.北竜湖

飯山市の北東に位置し、三方を山に囲まれた神秘的な湖です。例年ゴールデンウィークには、菜の花と桜の共演が楽しめます。湖の形がハート型をしていることもあり、恋愛成就のスポットとしても知られています。
緑が美しい湖畔は1周で約2.2km。のんびり散策しても1時間半ほどの絶好のコース。湖では釣りやボート遊びができるほか、カフェや日帰り温泉施設もあります。また、修験道の聖地として名高い小菅神社や、野沢温泉までも好アクセスです。

3.常盤

道の駅「花の駅・千曲川」の周辺は、国道117号線に沿って菜の花と桜がどこまでも続く花の絶景スポットです。国道117号線はフラワーロード(綱切橋から大関橋付近の約10km)とも呼ばれており、車窓からも素敵な景色が楽しめます。フラワーロード周辺で菜の花スポットとして名高いのが、フラワーロードと千曲川の間に広がる常盤地区。地域の人たちによって丹精込めて育てられた菜の花畑と千曲川ののどかな流れ、対岸に菜の花公園を望み、春らしさいっぱいです。

■菜の花の関連イベント

・いいやま菜の花まつり

約13ヘクタールもの広大な敷地内に、丹精込めて育てられた黄金色の菜の花畑がいちめんに広がる菜の花公園。眼下に千曲川、その先には残雪を抱く関田山脈を眺望することができる絶景の地でもある菜の花公園を舞台に、毎年ゴールデンウィークの5月3・4・5日に開催されるいいやま菜の花まつりは、飯山に春の訪れを告げる風物詩です。
期間中には菜の花迷路が出現するほか、朧月夜音楽祭やノルディックウォーキングツアーなど、さまざまなイベントが行われます。野沢温泉や斑尾高原など近隣の観光スポットを巡る周遊バスも運行され、菜の花公園を中心に、飯山エリア一帯が活気に包まれます。菜の花公園を拠点にすれば、春の恵みいっぱいの飯山グルメや、高原トレッキング、名湯巡り、人気の高橋まゆみ人形館など、多彩なアクティビティに気軽にアクセスできます。
※2022年はイベント等を縮小し開催予定です。
Webサイトはこちら

・菜の花渡し舟

菜の花公園のある千曲川東岸と、西岸のフラワーロード沿いの常盤地区。2つの菜の花の名所をつなぐ渡し舟が、いいやま菜の花まつり期間の5月3〜5日の3日間だけ復活します。日本一の大河・千曲川のおだやかな流れと、のどかな景色。距離にすれば少しですが、川の流れのようにゆったりと流れる船上の時間は、なによりのぜいたくです。
※2022年は中止です。

お問い合わせ
菜の花渡し舟実行委員会
0269-62-3111(代表)

■いいやま菜の花物語

・唱歌「朧月夜」と飯山

【朧月夜】
作詞 高野辰之 作曲 岡野貞一

菜の花畠に 入り日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し


春の夕暮れのなにげない風景を情感豊かに描き、今なお多くの人に歌い継がれている唱歌「朧月夜」。この歌を作詞した高野辰之は、ほかにも「故郷」「春の小川」「春が来た」など、日本の原風景ともいえる風景を描いた唱歌・童謡を数多く作詞した国文学者、作詞家です。飯山とも縁が深く、「朧月夜」は、高野辰之が飯山市で小学校の教師をしていたときに見た風景がもとになっているといわれています。
そんな「朧月夜」で歌われた情景がそのまま残っているのが、いいやま菜の花まつりの舞台となる菜の花公園。公園内に「朧月夜」の歌碑が置かれているほか、菜の花まつり期間中には、さまざまな団体が合唱や演奏を披露する「朧月夜音楽祭」も行われます。

・縁の下の力持ち!菜の花さかせるかい

「菜の花畠に、入り日薄れ」と唱歌「朧月夜」でも歌われた飯山の菜の花ですが、菜種油が使われなくなったことにより菜の花の作付けは激減し、一時は黄色いじゅうたんがほとんど見られなくなっていました。飯山を現在のような菜の花の里に復活させたのが、飯山の有志により結成された「菜の花さかせるかい」です。
結成は、1992(平成4)年ですから、すでに活動歴は20年以上。平成4年に飯山営林署の育苗圃を飯山市が買収し、「飯山菜の花公園」となりました。現在は菜の花公園の管理や、公園内一帯に菜の花を咲かせ続けています。訪れる人の目を楽しませる「奥信濃の田園風景」は、実は「菜の花さかせるかい」の地道な活動によって守られているのです。
初夏の草刈りから始まる計3回の畑起こし、そして肥料まき、種まき。ゴールデンウィークに花の盛りがくるのは、長年の経験と研究の賜物です。地元の東小学校の児童たちも種まきに参加するほか、次世代にこの活動を引き継ぐため「菜の花すくーる」という中高生を中心とした地域団体も育成しています。

■写真の撮り方ワンポイントアドバイス

あっちもこっちも全部1カットに収めたい!

菜の花に囲まれたポートレイト写真は、ちょっとしたポイントさえ押さえていれば、畑の中に入り込まなくても撮ることができます。菜の花畑は立ち入り禁止です。菜の花や土壌を痛めてしまうので、絶対に畑の中には入らないようにしてください。

  • 撮られる人は通路、カメラは菜の花畑を挟んだ斜め方向
  • カメラを花と同じくらいの高さで構える
  • できるだけズ被写体にズームアップする

飯山の菜の花はじつは……。

一般的に菜の花といえば、アブラナのことを指しますが、飯山を彩る菜の花は、アブラナではなく「野沢菜」なんです。野沢菜も植物分類上はアブラナ科に属する仲間なので、菜の花の一種。野沢菜は漬物用としてなら11月頃に収穫してしまいますが、そのまま越冬して春になると菜の花が咲きます。

例年6月になると、菜の花の種ができます。広大な菜の花畑なので採れる種の数も膨大。そのなかから来年用に播くものもありますが、なんと約4トンもの種が長野県育苗組合に販売されています。飯山の種から育った野沢菜が、あなたの食卓に上っているかもしれませんね。

2022年3月25日更新

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