地元スタッフが紹介するディープな楽しみ方 週末イイヤマ

いいやま全域

銀世界広がる、いいやま冬のフォトスポット

目次

夕暮れ時のかまくら。かまくらブルー

■銀世界広がる雪国、飯山市の冬

飯山市は、長野県最北に位置し、冬は豊富な雪に恵まれ一面の銀世界が広がります。
雪が降る時期は、だいたい12月中旬~3月上旬。11月に里にも初雪が降ることもあれば、4月に名残惜しく雪が降ることも。

北陸新幹線で、東京駅から飯山駅まで最速約1時間40分。100分程で一面の雪景色、非日常の世界に到着です。

今回は、そんな雪国、飯山ならではの冬のフォトスポットをご紹介します。

▼記事の中でご紹介するスポットをGoogleMAPで確認!

目次
▶冬の1か月間だけ現れる!冬の風物詩「かまくらの里」
▶湖面上を歩ける!?斑尾高原「希望湖」
▶雪国ならではのデザイン満載「飯山市街地」
▶積雪平均4m!?「なべくら高原」
▶自然が作る芸術品 「国道117号線沿い 霧氷の桜並木」

■冬の1か月間だけ現れる!冬の風物詩「かまくらの里」

毎年1月下旬から2月下旬まで、飯山市信濃平の「かまくらの里」には、雪で作られた大小20基程のかまくらが登場します。

雪原の上にかまくらが立ち並ぶ様子は、まさにフォトジェニック。
日中の辺り一面の銀世界、夜の明かりが灯る幻想的な雰囲気、雪が降る様子、どれも一度は見て欲しい風景ですが、中でもおすすめなのが晴れた日の夕暮れ時

夕暮れ時、日が沈んでいくにつれて徐々に青色に変化する風景を見られることがあります。その名も「かまくらブルー」。(一部でそう呼んでいます)
辺りが暗くなりはじめると会場に明かりが灯りだすので、写真を撮るなら 晴れた日の1月下旬~2月中旬なら17:00~17:30頃、2月下旬なら17:30~17:45頃がおすすめです。
※上記の時間は目安なので、日没時刻を参考にしてみてくだいさね

かまくらの里では、かまくらが立ち並ぶ景色を堪能する他にも楽しみがあります。

その1つ、かまくらの中で、白菜やきのこ等の地元産野菜を入れた信州味噌仕立ての名物「のろし鍋」を食べることができるのが予約制の「レストランかまくら村」です。

厚みは1mほどもある立派なかまくら。その中で美味しく食事をする体験は、特別な体験になること間違いなしです!

◎レストランかまくら村の情報はこちら
2023年の営業期間:2023年1月20日(金)~2月26日(日)※定休日なし

【かまくらの里】
所在地:飯山市寿807-2
アクセス:北陸新幹線「飯山駅」発着の路線バスで約20分(タクシー約15分)
上信越道豊田飯山ICより車で約25分

■湖面上を歩ける!?斑尾高原「希望湖」

標高1,000メートルに位置する斑尾高原(まだらおこうげん)。そこにたたずむ希望湖(のぞみこ)は、周囲を深い森に囲まれた静かな湖です。

冬には辺り一帯が雪に覆われ、スノーシューを履き、歩いてしかアクセスできない希望湖は、厳冬期には湖面の上も歩くことができる全国的にも珍しいフィールド。湖一面が雪に覆われる様子は圧巻の一言です!

その年の降雪状況にもよりますが湖面の上を歩くことができる目安は1月中旬~3月中旬頃。

雪が少ない年や、時期によっては湖面上を歩けない場合があるので、希望湖を目指す場合は、事前にビジターセンター「まだらお高原山の家」へ確認しましょう。

始めての方は、ガイドさんと行くのがおすすめ。「まだらお高原山の家」では、スノーシューのガイド派遣も行っていますよ。

森に囲まれている希望湖。希望湖までの景色もおとぎ話の中を進むようです。

希望湖に行く際には事前にお問い合わせを!
▼お問い合わせ
ビジターセンターまだらお高原山の家(斑尾高原観光協会)
飯山市斑尾高原11492-70
0269-64-3222
公式HP:https://www.madarao.info/
アクセス:北陸新幹線「飯山駅」発着の路線バスで約30分
上信越道豊田飯山ICから車で約20分

【希望湖】
所在地:飯山市斑尾高原

■雪国ならではのデザイン満載「飯山市街地」

北陸新幹線 飯山駅周辺の飯山市街地。まちの中を歩いてみると、深い雪から樹木や石灯籠などを守る為の芸術的な「雪囲い」、背の高~い消火栓などなど雪国らしさに溢れています。

こちらは約300mにわたる愛宕町の雁木通り。

「雁木(がんぎ)」とは雪よけの屋根のこと。冬を快適に過ごすための雪国ならではの知恵です。

まち歩きをしてみれば、雪がない地域では目にしないモノ、コトをたくさん発見できるはず!

\まち歩きにはこちらの記事もおすすめ/
まち歩きで見つける雪国のデザイン ~スキー以外の楽しみ方~

■積雪平均4m!?「なべくら高原」

雪国、飯山の最北に位置するなべくら高原は積雪平均4mを誇る日本でも有数の豪雪地

どんぐり型のコテージが可愛らしい「なべくら高原・森の家」は、そんななべくら高原にある自然体験型宿泊施設です。

雪が多い年には、2階建てのコテージの1階部分が雪に埋まってしまうことも!
まるでかまくらの中で過ごすよう。コテージまでの荷物運びは、なんと…ソリに載せて引っ張ります!それも1つのアトラクション。玄関前はしっかり除雪されているのでお部屋には入れます。ご心配なく。

コテージ周辺にはブナの森が広がり、冬もスノーシューを履いて散策することができます。雪に覆われる森も幻想的です。

また、「なべくら高原・森の家」からスノーシューを履いて15分程歩くと目の前には大雪原が広がります!
やっほー!と思わず叫びたくなるほどの清々しい景色。

「なべくら高原・森の家」では、スノーシューのレンタルもあり、自身での散策も可能です。センターハウスで散策マップをもらってから出発してみましょう。

また、初心者向けのものから、少し上級者向けのものまで、ガイド付きのスノーシューツアーも開催しています。

▼お問い合わせ
なべくら高原・森の家
0269-69-2888
公式HP:https://nabekura.net/

【なべくら高原・森の家】
所在地:飯⼭市照岡1571-15
アクセス:北陸新幹線「飯山駅」から飯山線で約10分⇒JR「戸狩野沢温泉駅」下車後タクシーで約15分
上信越自動車道豊田飯山ICより車で約40分

■自然が作る芸術品 「国道117号線沿い 霧氷の桜並木」

とーっても寒い日、運が良ければ飯山市の各地で見ることができる木々の「霧氷」

美しく、繊細な姿はまさに自然が作り出す芸術作品です。

道の駅「花の駅 千曲川」付近。全長約4㎞に渡り、国道117号線に沿ってつづく約700本の桜並木が白く覆われる姿は特に幻想的。

凍り付くような寒さの晴れた朝、上の写真のような芸術的風景に出会えるかもしれません!

【国道117号線沿いの桜並木】
所在地:道の駅「花の駅 千曲川」付近(飯⼭市⼤字常盤7425)
アクセス:北陸新幹線「飯山駅」から飯山線で約7分⇒JR「信濃平駅」下車後徒歩約15分
上信越道豊田飯山ICより国道117号沿い、車で20分

■非日常の銀世界へ出かけてみよう!

雪に覆われる冬の飯山市

雪国ならではの写真に収めたいスポットは見つかりましたか?

今回ご紹介したスポット、希望湖となべくら高原の森の中や大雪原はスノーシューが必要ですが、かまくらの里や市街地のまち歩きなどはスノーシューなどの特別な装備がなくても楽しむことができます。もちろん暖かい服装、スノーブーツや長靴はお忘れなく。

さぁ、銀世界にでかけてみましょう。

では、みなさまよい週末を!

観光に関するお問い合わせ信越自然郷 飯山駅観光案内所
電話0269-62-7000
営業時間8:30~18:00 無休

記事公開日:2022年11月24日

【いいやま冬のフォトギャラリー】

銀世界を行く飯山線 常盤地区
あれ?カーブミラ!?希望湖周辺
雪に覆われるなべくら高原・森の家
飯笠山神社 初詣
北竜湖※こちらは湖面上は歩けません
芸術的な霧氷
ちゃんと買えます。温井地区の自販機
TOP