地元スタッフが紹介するディープな楽しみ方 週末イイヤマ

斑尾高原/なべくら高原

極上のスノーシューフィールドを体感しよう!

目次

スキーやスノーボードだけじゃない、飯山の冬のアクティビティといえば、やっぱり「スノーシューハイキング」
スノーシューとは、雪の上で浮力を使って歩くための登山用具のこと。これをブーツ等に装着すれば、誰でも簡単に雪上を歩くことができます。難しい技術は不要!冬の森を気軽に歩くことで、新たな自然の表情を見つけられますよ。

スノーシューは「西洋かんじき(ワカン)」とも呼ばれます

スノーシューハイキングでは、夏場に歩けないような森の中を歩くことができるほか、雪上に残された野生動物たちの足跡や冬芽の観察、この季節にしか出合えない絶景など、冬の森ならではの見どころがたくさん。たっぷり積もったフワフワの新雪へダイブするのも醍醐味です。

例年、積雪量の多いここ飯山市は、そんなスノーシューを楽しむのにぴったりの場所。ということで、今回は、市内の「極上!スノーシューフィールド」をご紹介します。

■ 1.斑尾高原スノーフィールド

標高1,000メートルに位置する斑尾高原には、スノーシューの常設コースが2か所あります。コース開設期間は、例年1月下旬〜4月上旬を予定。道に迷わないようコース上の木などに設置された動物の看板を目印に歩きましょう。

<希望湖周辺>
冬は歩いてしかアクセスできない希望湖(のぞみこ)は、ななんと、厳冬期には湖面の上も歩くことができる全国的にも珍しいフィールド。

・くまコース 1.0km/約1時間※2023年は、こちらのコースは未設置
・りすコース 1.7km/約2時間

※雪が少ない年や、時期によっては湖面上を歩けない場合があるので、希望湖を目指す場合は、事前にビジターセンター「まだらお高原 山の家」へ確認しましょう。

<ふるさとの森>
斑尾高原スキー場に隣接し、ブナ林がとても美しいスポット。歩きやすいコースなので初めての人も安心です。2コースの組み合わせて歩くことも可能。

・うさぎコース 3.0km/約2.5時間
・きつねコース 1.0km/約1時間※2023年は、こちらのコースは未設置

コースマップは、ビジターセンター「まだらお高原 山の家」に用意があります。

始めての方は、ガイドさんと行くのがおすすめ。「まだらお高原 山の家」では、スノーシューのガイド派遣も行っていますよ。

フィールドのお問い合わせまだらお高原 山の家
(斑尾高原観光協会)
電話0269-64-3222
公式WEBサイトhttp://madarao.tv/

■ 2.なべくら高原スノーフィールド

飯山市最北部に位置し、国内でも有数の積雪量を誇る「なべくら高原」。ビジターセンターのなべくら高原・森の家の周辺には、歩行時間1時間以内の2つの周遊コースがあります。また、なべくら高原のシンボル「鍋倉山頂」や「牧峠」、「羽広山ブナ美林」を目指すコースも人気です。

<なべくら高原・森の家周辺>
自然観察を楽しみながら探検気分で周回できる『ぶなコース』、山々の大パノラマと一面の大雪原を楽しめる『せつげんコース』の2種類。

・ぶなコース(非圧雪)  1周約1.2km/約50分
・せつげんコース(ときどき圧雪)  1周約1.0km/約40分

それぞれのコースマップの詳細はこちら

【ガイドツアーのご案内】

夏との景色の違いはまさに別世界!森の家の定番スノーシューツアー
初めての方へ、スノーシューの履き方~遊び方、冬の里山のおもしろいところをガイドがご紹介。 

霧氷きらめく絶景!羽広山ブナ美林スノーシュー
雪原にひっそり佇む、すらりと伸びたブナの美林。雪の中を少し遠くまで歩いてみたいという方へ。

冬の信越トレイルを目指す!雪と地形が織りなす絶景の花立山
標高1,069mの花立山。歩くルートは森の家オリジナル冬限定のスノーシューコース。

なべくら高原の最高峰!鍋倉山登頂スノーシュー
期間限定の大人気ツアー!頂上から見える景色は“冬だけ”のとっておきの景色です。

お問い合わせなべくら高原・森の家
電話0269-69-2888
公式WEBサイトhttps://www.nabekura.net/

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静寂の森へ、ナイトハイクもおすすめ

月の光に照らされ、神秘的な雰囲気が漂う森のなかを歩くナイトハイク。冬の夜特有の澄んだ空気や動物の気配を感じながら、昼間とは違ったスノーシュートレッキングを。新月の夜には、満天の星空が望めるかも。

ナイトハイクツアーはこちら

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■こんな所でもスノーシュー<番外編>

辺りを見渡せば、スノーシューフィールドだらけ⁉な飯山市。あちらこちらで遊べます。下記は正式なコースがないのでご参考までに。

・鷹落山
国の天然記念物指定「黒岩山」のそのすぐ横に位置する「鷹落山」。標高879m、古くからの物見の場所で、眺めが抜群。冬は、道路が冬季閉鎖になる為、車ではアクセスできません。スノーシューを履いて登れば、「かまくらの里」だって見下ろせちゃいます。(その姿はアイスのピノのよう…!)

・菜の花公園
冬の菜の花公園を見たことありますか?春の菜の花が噓かのように、冬は真っ白な雪原に大変身。
ゆるやかな丘になっているので、ちょっとしたアップダウンも楽しめます。雪と戯れならが「数か月後にはまた菜の花畑になるのだなァ…」と、春へ思いを馳せたくなりますよ。

■スノーシューの服装と装備

・下着とインナー
かなり汗をかくので、速乾性、吸湿発散性のあるポリエステルの化繊の下着がおすすめ。綿製品は汗をかくと乾きが悪く、体を冷やすので避けましょう。中間着には登山用速乾性のパンツや化繊フリース、ベストなど、暑くなったら簡単に脱げるものを。

・手袋 
スノーシュー着脱時に作業しやすいものを。歩行中はスキー用のグローブ、休憩中は手を動かしやすい薄手の手袋と、二種類を使い分けるのがおすすめ。

・スパッツ 
雪の侵入を防ぐだけでなく、防寒効果やオーバーパンツの汚れ・傷つきも防げます。

・帽子 
耳が隠れる帽子、ニット帽が最適。寒がりの人はネックウォーマーも便利。

・サングラス
晴れた日の雪原は太陽光の反射が強いので、眩しさを抑えるためにサングラスやゴーグルを必ず装着。

・リュックサック 
飲み物やおやつ、ワインデイの場合は昼食など、リュックに荷物を詰めて背負いましょう。

・上着 
アウターウェアには防水、耐久性が優れたものを。半日ほどのハイキングなら、スキー・スノーボードウェアなども適しますが、1日中歩行する場合は、ゴアテックス(防水透湿性素材)など汗を逃がす素材でできた登山ウェアやレインウェアがおすすめ。

・ブーツ 
防水性、保温性の高い登山靴が最適。ゴム長靴は不向きで、スノーボード用のソフトブーツでも〇

・スノーシュー/ポール 
フィールドや目的によってスノーシューの種類を選ぶのが望ましい。3段継ぎの伸縮性のポールなら、使用状況によって使い分けができ、不要な場合は短くしてリュック等に装着しておける。

「え、スノーシューをやってみたいけど、これを買い揃えるのはさすがにちょっと…」と思ったアナタ、安心してください!レンタルできますよ!下記の施設へお気軽にお問い合わせください。
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 信越自然郷アクティビティセンター
 まだらお高原・山の家
 なべくら高原・森の家
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さぁ、スノーシューを履いて“冬ならではの自然の表情”を探しにいきましょう~!では、みなさま良い週末を!

お問い合わせ信越自然郷アクティビティセンター
電話0269-62-7001
営業時間8:30-18:00
定休日無休
公式WEBサイトhttps://shinetsu-activity.jp/

 公開日:2021年1月
更新日:2023年2月2日 

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